食欲の秋を前に、【100年生活者調査~食事編~】を実施
食事が2万回以上増える人生100年時代、100歳まで生きたいのは食事で小さな幸せを感じる“幸福体質”の人!
株式会社Hakuhodo DY Matrix(本社:東京都港区、代表取締役社長:近藤 暢章、以下Hakuhodo DY Matrix)のシンクタンク「100年生活者研究所」は、20~80代の男女728名を対象に人生100年時代の幸福と食事の関係性を明らかにする意識調査を実施しました。
さまざまな食材が旬を迎える秋は、多彩な味覚を楽しめる季節であるため「食欲の秋」と言われていますが、人生80年から20年延びる人生100年の時代においては、生きる上で欠かせない食事の回数も2万回以上(1日3回20年間食事する場合)増えることになります。そこで今回、100年生活者研究所は食事に関する意識が人生100年時代の幸せにどのように影響するのか調査しました。その結果、食事で幸せを感じることが多い人は人生の幸福度が上がるだけでなく、健康や人間関係・仕事での満足度が高くなることがわかりました。また、当研究所設立時の調査で100歳まで生きたいと考えている人が3割程度だったという結果を踏まえ、「100歳まで生きたい」気持ちへの影響を調べたところ、食事で幸福を感じることが多い人は、そうでない人より100歳まで生きたい気持ちが約10ポイント高くなりました。

【100年生活者調査~食事編~】サマリー
食事で幸せになった経験が「よくある」と回答した人の幸福度(10点満点)は7.42点で、ない人と比べて3点以上高かった。生活面での満足度(10点満点)も、「よくある」人は点数が高い傾向にあった
「100歳まで生きたい」と思う人の割合は「よくある」人の方が、ない人と比べて約10ポイント高かった
自由回答から食事で幸せを感じるシーンは5つに分類することができ、これを意識することで幸せを感じやすい“幸福体質”になる可能性がある
【鈴木良平研究員コメント】

幸せには、大目標を達成した時に得られる「大きな幸せ」と、何気ない日常の出来事から感じる「小さな幸せ」があると一般的に言われています。Hakuhodo DY Matrixが2022年1月に公表した「ザ・ウェルビーイングレポート」でも、「大きな幸せ」よりも、「小さな幸せ」の方が印象に残ることを提言しています。生きる上で必要不可欠な食事は「小さな幸せ」に該当し、一回あたりの幸福感は小さいものの、食事を摂る回数が増える人生100年時代では一層重要になりそうです。
では、食事から幸せを感じるには、どのような点に意識すれば良いのでしょうか。自由回答から導き出された5つの項目を参考に“幸せレシピ”をご紹介します。
食への感謝の気持ちを持つ:不自由なく食事がとれることや食べ物が生きる力をくれることに感謝する
会いに行く、つながりに行く:食事を通して人とつながったり、コミュニケーションを取ったりする
セレンディピティ(偶然がもたらす幸運):新しいレストランや料理に挑戦して驚き・喜びを見つける
自己肯定や自己承認を得る:新しい食材・料理に挑戦して、達成感や他人の笑顔を得る
ゆっくりとリラックスした雰囲気を楽しむ:食事をゆっくりと楽しんで心身をリフレッシュする
この5つの幸せレシピのいずれかを意識すれば、きっと「小さな幸せ」をつかむことができるはずです。まずは美味しいものであふれる、食欲の秋から実践してみてください。毎日が少しだけハッピーになっていく。その積み重ねが100年人生を豊かで、楽しいものにしてくれるはずです。
Hakuhodo DY Matrixは「100年生活者を見つめ、人生を通してWell-beingであり続けられる理想社会の実現に貢献する」というミッションの下、人生100年時代の幸せをテーマにした調査リリースを発信・提案してまいります。
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