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2023.08.10

「どんな人」がそばにいると幸せ? “100年パートナー”第1位は

要約すると

  • 「どんな人が、そばにいると幸福か」調査

  • 第1位は「優しくて協力的なサポーター」

  • 年齢とともに「明るさ・アクティブ」より「安らぎ」を求める傾向

  • “100年パートナー”が、実際に近くにいる人は5割。

  • 幸福な人ほど「若い人と話す」「家族以外の接点をもつ」

どう生きるか、より、誰と生きるか。

人生100年時代。どう生きれば、幸福になれるのでしょうか。

シニアの方とお話すると「先が長すぎて正直わからない」「途方にくれる」など

悩んでしまう方も多いようです。

そこで今回は「どう生きるか」より「誰と生きるか」という角度から、

幸福のヒントを探っていきたいと思います。

全国の20〜80代の男女を対象にした調査を元に、

100年人生を幸福にしてくれる存在= “100年パートナー” はどんな人か、

明らかにする試みです。

以下、4つの人物タイプを活用したアンケートを実施しました。皆さんも一緒に

「どのタイプがそばにいたら幸せかな?」と考えながら見ていただけると嬉しいです。

※調査上4タイプを規定しています。この他に「私はこんなタイプが好き」など

ご意見がありましたら、ぜひ教えてください。

“100年パートナー”第1位「優しくて協力的なサポーター」 

「どんなタイプの人がそばにいると、幸福を感じますか」という調査をしたところ、

4タイプのうち「優しくて協力的なサポーター」(63.6%)が最も多いという結果に。

皆さん、自分が選んだタイプはどうでしたか?もちろん優劣はありませんが、はっきりとした結果が出たようです。個人的には「人生を楽しくする、エンターテイナーが人気では?」と予想したのですが、意外と少なくて驚きました。さぁ、ここで本題。なぜ、世の中的には「優しくて協力的なサポーター」が選ばれているのでしょうか?このタイプを選んだ方に、理由を聞いてみました。

ここでは回答の一部を紹介しましたが、全体の傾向をざっくりまとめると【明るさ・アクティブ】などの一時の刺激より、長い目で見た時の【安らぎ】を重視する方が多いようです。

主なキーワードとしては「面倒を見てもらう」「体力低下」のような【介護を期待する言葉】の他に「疲れない」「穏やか」といった【安らぎを求める言葉】が多く見られました。おそらく、コロナ禍やデジタル化など変化の多い世の中では、変わらず安心できる相手がいい、という傾向があるのではないでしょうか。

またこの傾向は、人間関係を築く際のヒントになると思います。明るくアクティブに接するのも大事ですが、年齢とともに【安らぎ】を提供することが、良い関係を保つ鍵になるかもしれません。

さぁ、少し話を深掘りします。「優しくて協力的なサポーター」のような“100年パートナー”が近くにいれば、幸福になれるとして。実際にそういう存在が近くにいる人は、どのくらいいるのでしょうか。

“100年パートナー”が、実際に近くにいる人は5割。

調査では「いる」と答えた人は52.0%、「いない」と答えた人は48.0%という結果に。

つまり、約半数の人は「“100年パートナー”が、近くにいない」ということです。

また、選んだタイプ別にみると、「いる」割合に差がある結果となりました。

「優しくて協力的なサポーター」と「明るく楽しいエンターテイナー」は5割を超えていますが、「アクティブで頼りになるリーダー」「控え目で几帳面なマネージャー」は、求めても実際にいる割合は低いようです。

【実際に“100年パートナー”がそばにいる人の割合】

でも、大丈夫。諦める必要はありません!出会うための方法を探ればいいのです。

“100年パートナー”との出会い方

そこで、「新しい交友関係を築くために、意識していること」について聞いてみました。

調査の結果「家族以外と接点をもつ」「SNSを活用する」「サークル・習い事を始める」「若い人と話す」ことを意識している方が多いようです。

【新しい出会いを作るために、意識している事】

さらに、折れ線グラフで、幸福度別に分けて見ると、

幸福度【高】の層は、幸福度【中】の層よりも「若い人と話す」ことを意識していました(8.7pt差)。つまり「若い人と話す」ことが幸福に繋がるのかもしれませんね。

※幸福度は、10点~0点(高くなるほど幸せ)で聴取。

おわりに

本記事では【安らぎ】【若い人と話す】といった幸福のヒントを紹介しました。

幸福な人生のために、新しい一歩を踏み出したい方はぜひ「100年生活カフェ かたりば」へお越しください。(https://well-being-matrix.com/100years_lab/ 研究活動2参照)

20〜50代の研究員との会話から、新しい発見があるかもしれません。(※会話は希望者のみ)。本メディアへの感想や今後の人生について。あなたの声を、聞かせてください。

それでは、お待ちしております。

【調査概要】

■調査名 :人生100年時代のパートナーについての調査

■調査対象者:100年生活者研究所 LINE会員(20~80代男女)うち 875名

■調査手法 :LINEによるアンケート調査

■調査期間 :2023年7月

プロフィール
研究員
寺島 慎吾
プランナー・コピーライター。
2014年大広入社。いい生き方とは何なのか、皆さんと考えていきたいです。