巣鴨にあった!100年生きたくなる町のヒント
100年生きたい町のヒントを探しに、巣鴨で「座・ガモール」を運営している「一般社団法人コンソーシアムすがも花街道」の代表理事であり、大正大学の地域構想研究所でもある北條 規教授と、大正大学広報部の髙橋 慈海さん、日野 真雄さんにインタビューさせて頂きました。
巣鴨と地域をつなぐ情報発信拠点
「これからの日本の活力を作っていくには、地域が元気になっていかなきゃいけない。そのための人材を輩出していくという思いで、地域創生学部を創設しました。地域と都市の共生を図ることと人材育成のために、地域活性化に繋がるアンテナショップ【座・ガモール】を運営しています。」(北條教授)
「座・ガモール」の活動
「月2回、地域フェアを開催し、連携自治体の事業者から仕入れた特産品を販売しています。首都圏の販路として位置づけていただき、販売実績やお客様の声などのマーケティングデータを自治体にフィードバックすることで、地域の産業支援のプラットフォームになることを目指しています。」(北條教授)
そんな地域と都市(巣鴨)の架け橋となる活動をされている大正大学の方々に「100年生きたくなる街づくりのヒント」を聞きました!
巣鴨のとげぬき地蔵は100年生きたくなるヒント
「100歳まで生きたくなるには、刺激というか、人と人との繋がりが担保されているということが大事だと思います。そのために一番大切なのはやっぱり健康で、そこが土台なんじゃないかと思います。」(北條教授)
「そういう意味では『巣鴨に行ける』っていうことが1つのバロメーターになっているのではないでしょうか。巣鴨にはとげぬき地蔵があり楽しむ場所もある。
伊勢参りと同じようにとげぬき地蔵に参拝に行くこと、行き続けることがモチベーションになり、それが結果として、健康を保たせることに繋がっている気がします。そこに来て、お参りができるとか、そういう目的を作ることが健康で長生きしていただけるための仕掛けになるのかなと。
私はお寺の住職をしていますが、お墓参りに来る人はみんな健康だと感じます。寺社仏閣にお参りに行くという勤め責任感が体を動かさせる。それが人との繋がりを生み楽しみにもなる。
これからの時代、このようなモチベーションを持つ人は少なくなると思います。これに替わる『健康でいるための仕掛け』をいかに作るかが重要ではないかと思います。 」(広報部 髙橋さん)
インタビューでお聞きした【健康でいるための仕掛け】というのはすごく本質的で大切なことだと思いました。大正大学の皆様、本当にありがとうございました!
「お参りに行く」に替わる、次の【健康でいるため仕掛け】として一番大切なのは、「人との絆」だと、私は思います。
私の亡くなった祖母との出来事で感じたことがあります。祖母とは、コロナで長らく会えませんでした。その間、幾度も危ないタイミングがあったのですが、何とか持ちこたえてくれました。そして、私とその家族に、約4年ぶりに対面で会えた後すぐ、祖母は亡くなりました。
その時、「人との絆」の持つ力の凄さ、そしてそれを感じ続けることの大切さを感じました。
「人との絆」の持つ力を、いかに町づくりという視点で、具体的な活動にしていくのか。それは難しいテーマだと思います。それでも、私は「人との絆」を起点に【次なる仕掛け】を考えていきたく思います!
今読んで欲しい「人間関係」に
関する記事
関連記事
- 人間関係2023.05.19100年生きたい町づくりのヒントは〇〇?