ポジティブに年齢を重ねる秘訣は、「ご褒美」にあった?
「自分へのご褒美」、取り入れていますか?
皆さんは、「自分へのご褒美」と聞いて、何か思い浮かぶモノやエピソードはあるでしょうか?
私は、社会人になりたてのときに「30歳になったら、高級ブランドのいい時計を買うぞ!」と、数年先のご褒美を決めて、仕事を頑張るモチベーションにしていました。
(実際に30歳のタイミングで、そこまで頑張った証のご褒美として購入しました)
そしてそこから数年経過した今、年齢を重ねることに対してネガティブ思考になっている私。
周囲を見ていても、なんとなく同じように感じている人も多いような気がしています。
人生100年時代、加齢との向き合い方を少しでもポジティブに捉えることができるようなアイディアはないかと考えた結果、前述の「自分へのご褒美」の経験を思い出し、【年齢を重ねることにポジティブな人ほど、自分へのご褒美を人生の中に上手く取り入れているのでは?】と考え、その関係性についてリサーチしてみました。
「自分へのご褒美」の実態について
まず、「自分へのご褒美」を取り入れている人は、どのくらいいるのでしょうか。
また、具体的にどのような「ご褒美」を楽しんでいるのでしょうか。
「ご褒美」を取り入れているか

どんな「ご褒美」を楽しんでいるか

人によって「ご褒美」と捉えるモノやコトの程度差はあるとは思いますが、70%以上の方が「自分へのご褒美」を取り入れており、具体的には「おいしい食事」「洋服やアクセサリーなどのアイテム購入」「旅行やレジャー」「スパや温泉などの癒し」が上位を占める結果となりました。
では一方で、年齢を重ねることに対しては、どのように捉えているのでしょうか。
加齢への向き合いについて

ポジティブ方向が約38%、ネガティブ方向が約36%、どちらともいえないが約26%と、ポジとネガの割合は同じくらいでした。
個人的には、想像していたよりもポジティブに捉えている方の割合が多く、興味深い結果でした。
また、それぞれの気持ちを感じている人の中で、「自分へのご褒美」を取り入れている割合を見てみると、年齢を重ねることに対してポジティブな気持ちを感じている人ほど、「自分へのご褒美」をあげる割合が高いことがわかりました。
加齢へのポジネガ × 「ご褒美」頻度
やはり、「自分へのご褒美」を上手く活用することは、自分自身の加齢への向き合い方に対して、ポジティブな影響を与えてくれる可能性がありそうです。

「自分へのご褒美」と加齢に対する捉え方との関係性
実際にアンケートをとってみると、なんと、60%以上の方が「自分へのご褒美」があることで、「年齢を重ねることに対する気持ちがポジティブになると思う」という回答でした。
「ご褒美」と加齢に対する気持ちの関係性

ちなみに、「ポジティブになると思う」という人ほど、実際に「自分へのご褒美」をあげることがある割合が高い傾向がみられました。
「ご褒美」は加齢に対する気持ちにポジ影響があると思うか × 「ご褒美」頻度

私のように年齢を重ねることに対してネガティブに感じている方は、何か節目のタイミングで、試しに「自分へのご褒美」制度を取り入れてみるのも良いかもしれません。
そうすることで、「そのタイミングまで頑張ろう」というモチベーションにつながり、日々を重ねること、つまりは年齢を重ねることに対して、ポジティブな捉え方ができるようになる一つのきっかけとなりうるかもしれないからです。
今回、年齢を重ねることに対して「ポジティブ」な気持ちの方々に、ポジティブに捉えている理由やきっかけなどを自由記述回答でもお伺いしました。最後に実際のお声としてご紹介します。
年を重ねると悪いことばかりじゃなくて、若いうちはなかった余裕が出てくるのはいいと思います。(40代女性)
人生は知る喜びであり、年齢を重ねることで知的好奇心が満たされていくから。(60代女性)
年を重ねるごとに物事はどうにかなるかと思うようになりポジティブに考えるようになった。(30代男性)
年齢を重ねたら重ねたで新たに楽しめることもあることに気づいたから。(40代女性)
以前に比較して自分が客観的に見られるようになり、あまり、他人と比較しなくなったためだと思う。(40代男性)
年齢を重ねることで余裕が生まれたり、自分を客観視できるようになると答える人が多く、なんだか、すごく前向きなパワーをもらえます!
「ご褒美」は自分を認めていることの証!
「自分へのご褒美」=「自分はどのようなモノ・コトが好きなのか」「どんな時に嬉しさや幸せを感じるのか」など、改めて自分自身を知る機会にもなりますし、頑張った自分のことを認めることにつながります。
人生の中で「自分へのご褒美」を上手く取り入れることができている方は、「ご褒美」の分だけ、自己肯定感の向上にもつながっている気がしました。だからこそ、年齢を重ねることに対して、ポジティブな気持ちでいられるのかもしれません。
そのものの価値だけに留まらず、自身の内面にまで影響を与える「ご褒美」。
皆さんもぜひ、人生の節目節目で取り入れてみてはいかがでしょうか?
【調査概要】
■調査手法: LINEによるアンケート調査
■調査対象者:100年生活者研究所 LINE会員 20-80代男女2,088名
■調査期間: 2024年12月

これからは、もっと自分と向き合う時間を増やしたいという想いが強くなりました。
日常の小さな幸せに感謝しながら、100年生きたいと思えるような私なりのヒントを探していきます!