2025.10.27

【ソリューション発表】「界隈ENGAGEMENT」提供開始

生活者発想技術研究所は、SNSマーケティングに強みを持つスパイスボックスと共同で、生活者が「好き」や興味関心を軸に自発的に形成する集団=界隈に向けたマーケティングを行うソリューション「界隈ENGAGEMENT™」の提供を開始しました。 

博報堂は2024年11月に発表したレポート「Future Evangelist Report vol.3 界隈消費」において、こうした「界隈消費」の実情を分析するとともに、「界隈」発想のマーケティングのプロセスを「見つける」「学ぶ」「盛り上げる」「広がる」の4つのプロセスで行うことを提言しています。この度、スパイスボックスの「トライブマーケティングソリューション(※)」と連携することで、この4つのプロセスに基づく界隈向けマーケティングソリューションを開発しました。 

※トライブマーケティングソリューション:ソーシャルビッグデータを元に、SNS上に存在する共通した価値観・嗜好性を持つユーザー群を「ソーシャルトライブ」として定義・分類し、マーケティング活用するソリューション。 

<『界隈』発想のマーケティングプロセス> 

<「界隈ENGAGEMENT™」ができること> 

①見つける:ソーシャルビッグデータを通じた「自社と親和性の高い界隈の発見&界隈MAPの作成 

SNS上の投稿データ分析により、商品 / ブランド周辺の界隈をターゲット候補として発見し、パネル調査を組み合わせながら、各界隈がターゲットとして有効かどうかの検証・選定を行う。 

②学ぶ:共感文脈(ミーム・ハッシュタグ)調査による有力メディア・インフルエンサー・アカウントの特定 

□SNSデータを元に界隈内で実際にエンゲージメントしている投稿・記事を、抽出〜グルーピングすることで界隈ごとの「共感文脈」を可視化。

□共感文脈調査を通じて可視化できる以下情報を踏まえて、ターゲット界隈への効果的なコミュニケーションを設計する。 

③盛り上げる・広がる:インフルエンサー・メディアを活用したコミュニケーションのワンストップ設計 

デジタル / ソーシャルメディアでの情報発信は勿論、イベントや屋外広告を着火点としたデジタル / ソーシャルでの情報波及をデザインするような施策など、ターゲット界隈の特徴に合わせたプランニング〜実行を提供可能。 

詳細は下記リリースもご覧ください。 

https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/119907/

プロフィール
十河 瑠璃
博報堂 生活者発想技術研究所 上席研究員&マーケティングディレクター

2013年 博報堂入社。管理部門を経て、生活総合研究所で消費行動を中心とした生活者研究に従事。その後、マーケティングプランナー・ディレクターとして自動車や商業施設・消費財などの様々な領域のマーケティングを担当、2024年より現研究所設立に伴い現職。生活者の新しい潮流・消費行動に関する研究やソリューション化に取り組んでいる。