若者研究所は、未来を生きる主役である若者達とともに、
瑞々しい感性で新たな暮らしの兆しをとらえ、
自由な発想でその可能性を探求する組織です。
私たちは「若者の今」をつかみとるために、調べ、考え、議論をします。それは若者の今のなかに、世界の未来のヒントがあると信じているからです。ひとりの若者の一見些細とも思える行動や感情は、新しい環境のなかで安らぎや喜びを得るための画期的な試みであったり、多くの人がまだうまく言葉にできていない葛藤や、深い望みにつながっているのかもしれません。
新鮮な視点と繊細な感性で社会に触れていく若者達は、大人が無意識に「当たり前」だと受け入れてしまっているものの「おかしさ」に気がつく力をもっています。おかしいものにはおかしいなりの理由があったり、取り除いた先から新たなおかしさが生まれたりもするもので、現実は一筋縄ではいきませんが、それでもまずは気づくことから、今とは違う暮らしの可能性を考えていきます。
若者を一括りに語ることは益々困難になってきていると感じます。当然ながら人はひとりひとりが違った存在ですし、オンライン空間にも居場所が生まれ、副業や多拠点生活といった暮らし方も広がりつつある今、ひとりの人間のなかにすら様々な顔があるからです。若者研究所では、「トライブ(集団)」という単位や、個人のなかで切り替わる「モード」といえるような単位を意識して、複層的で動的な存在としての人/世代をとらえることを目指しています。
膨大な量の情報に日夜触れ、発信し、新しい体験や成長を求めて活動を続ける若者たちのなかから、かつての世代には存在しなかったような高い能力や志を持つ、異能の人々が多く生まれています。そうした若者自身が生み出すものや活動、生き方が、未来を大きく変えていくことになります。上の世代や企業などの組織が若者から学ぶことは勿論ですが、若者自身を刺激し、つなぎ、力づけるような活動をしていくことも、私たちの大切な役割です。
【関心テーマ】
【関心テーマ】
【関心テーマ】
【関心テーマ】
大学生を中心とした若者たちと、およそ一月に一度の頻度で定例会を実施。各回にテーマを設けて若者の行動や意識の変化を持ち寄り議論を通じて読み解いていく。研究の基本となる会議体。
学生に限らず、独自な視点や才能、意思を持って活動している若者や、特定のものや行為やコンテンツに、強いこだわりや愛情を持つ「偏愛」する若者とともに、テーマに関する議論を行う特別プログラム。
若者とシニアが直接対話することで、共通点/相違点を抽出。テーマや領域における普遍的で本質的な価値構造を見い出し、商品開発やコミュニケーション開発などに役立てる、新しい大人研究所との特別連動プログラム。