決め手は「スキンケアをする理由」にあり 人生100年時代の「幸福度を高めるスキンケア習慣」とは
今年の夏も非常に暑い日が続いていますが、みなさんスキンケアをしていますか?
人によって、場合によって、忙しかったり暑かったりでおっくうになったり、お風呂上りのスキンケアタイムが一日のうちで一番の癒しの時間であったり…様々な向き合い方があると思います。
みなさんはいかがですか?
幸福度の高い人はスキンケアを愉しんでいる
私たちの調査で、幸福度の高い人はスキンケアを愉しんでいる人が多いことがわかりました。
人生100年時代を自分らしく幸せに生きるヒントを探して、生活習慣ともいえるスキンケアとの向き合い方について深掘しました。
スキンケアをしている人の中で、スキンケアを愉しんでいる人と、それ以外の人は、およそ半分に分かれました。
【スキンケアを愉しんでいる人の割合】
また、それぞれに10点(とても幸せ)~0点(とても不幸せ)で幸福度を聞くと、
10~8点の幸福度の高い人はスキンケアを愉しんでいる人の割合が高い結果になりました。
【スキンケアを愉しんでいる人の幸福度】
スキンケアを愉しんでいる人のスキンケアをする理由は?
では、両者でスキンケアをする理由に違いはあるのでしょうか?
ともにトップはスキンケアの本来の目的とも言える「肌トラブルを防ぐため」でした。スキンケアが、肌を健やかな状態に保ち快適な生活を送るための生活習慣の一つとして定着していることの表れでしょう。
【スキンケアをする理由】
中でも注目したいのは、スコアに大きく差がついた3つの回答です。 「肌が気持ちがよいから」「自分を大切にお手入れして、自分自身を好きでいるため」「自分に自信をもつため」。 この回答に共通するのは、単なる肌への対処や周囲への気遣いでなはく、自分自身の満足のためにスキンケアをしていることです。
スキンケアで自己実現欲求を満たせる!?
ここで、スキンケアをする根本的な欲求を探るために、上記の回答をマズローの5段階欲求にあてはめてみます。
前項でスキンケアを愉しんでいる人とそうでない人で開きのあった3つの回答は、人間の欲求の中でも高次の欲求を満たすためにスキンケアをしているといえそうです。
特に、「自己実現欲求」は、その下の第一階層から第四階層までのすべての欲求が満たされた場合に至るとされていますので、ここに当てはまる理由でスキンケアをしている人は、人としての幸せを感じやすいのかもしれません。
人生100年時代こそ、スキンケアを愉しもう!
最後に、対象者に100歳まで生きたいか質問すると、スキンケアを愉しんでいる人は100歳まで生きたいと回答した人の割合が13ポイント上昇しました。
【スキンケアを愉しんでいる人の100歳まで生きたい割合】
前項の、スキンケアをする理由をマズローの5段階欲求にあてはめた考察を踏まえると、スキンケアを愉しんでいる人の多くは、スキンケアをする理由が高次の欲求に紐づいており、それが100歳まで生きたい欲求にも影響していると言えそうです。
スキンケアをする際には、肌トラブルへの対処や義務としてだけでなく、「肌への気持ちよさを感じながら」「自分を大切に思い自分を好きでいる」ことを意識してスキンケア自体を愉しむと、長くなった人生の幸せ度がもっと高まるかもしれませんね。
【調査概要】
■調査名 :スキンケアと幸福度に関する調査
■調査対象者:100年生活者研究所 LINE会員 スキンケアをしている20~80代男女 631名
■調査手法 :LINEによるアンケート調査
■調査期間 :2023年6月
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