精神年齢が若いと、幸せを感じやすい!? クリスマスや年末年始にこそ大切にしたい“子ども心”のススメ!
要約すると
どの世代も、実年齢よりも「精神年齢の方が若い」。
精神年齢が若いと、幸福度が高い。
子ども心がある人ほど、もっと幸福度が高く、100年人生にも前向きに。
クリスマスや年末年始。子ども心を発揮して、気の向くままに楽しもう!
はじめに:みんな昔は「子ども」だった
早いもので、今年も12月になりました。年末年始はイベントが目白押し。
特にクリスマスシーズンは、世の中が少し浮足立って、少し心が躍るような季節ですね。
人生100年時代。言い換えれば、年越しを100回経験する時代、かも知れません。
「一年の計は元旦にあり」とよく言いますが、
「終わりよければ全てよし!」という言葉もありますね。
12月は最後の月。1年の締めくくりをどう過ごすと良いか、調査してみました。
まず、ご自身が未成年のときに、年末年始にどんなことを経験したか、うかがいました。
すると、日本に古くからある「年賀状」や「年越しそば」だけでなく、
クリスマス関連のイベントが60代までトップ3にランクインする結果となりました。
【子供の頃、年末年始に経験したこと】
特に興味深いのが、20代~40代の半数以上が『クリスマスに「サンタクロースからプレゼントをもらった」と思う』と回答していること。クリスマスの一大イベントとして日本にすっかり定着しているようです。サンタさん、大活躍ですね。 また、全体のスコアを見ると、20代~40代のトップ3は50%以上ですが、50代以上はそれ以下もあり、多様な年末年始の過ごし方が登場し、その選択肢が増えている様子がうかがえました。 でも、これはあくまで「子ども」の頃の話。 最近こうしたイベントを楽しめているでしょうか? アンケートで聴いてみると、50代に向かって「子どもの頃ほど楽しめていない」のスコアが高まる結果に。
【季節イベントを楽しめているか】
自分が子どもだったときのように、クリスマスや年越しなどのイベントを無邪気に楽しめると、
幸せな気持ちで年を越せるかもしれません。そんな「子ども心」を持つ人、どれくらいいると思いますか?
実はみんな、実年齢ほど大人じゃない。
そこで、「実年齢」と「精神年齢」の差について、うかがってみました。
ここでいう精神年齢とは、実年齢とは別に行動や考え方が何歳相当だと思うかを指します。
アンケート結果は以下です。
なんと、全ての世代が「精神年齢のほうが若い」と答える驚きの結果に。
みなさん、「実年齢ほど、自分は大人じゃない」と思っているのかもしれません。
【実年齢と精神年齢①】
さらに各年代で、実年齢と精神年齢のどちらが若いかを集計すると、
すべての世代で60%以上が「精神年齢の方が若い」と回答していることがわかりました。
【実年齢と精神年齢②】
なぜ「精神年齢の方が若い」と答えたのか理由もうかがいました。 年代が若いほど、「精神年齢が若い=まだまだ未熟」という意識がある一方で、 50代以上では「精神年齢が若い=気持ちが若くて活力がある」というコメントが挙がりました。 心の年齢ひとつとっても、捉え方は様々ですね。
【精神年齢が若い理由】
Q. 前問のお答えの理由について、その年齢の差に触れながら以下に詳しくお書きください。
社会人として働いているが、少しまだ学生の気分が抜けないような気持ちがある。 (実年齢25歳・精神年齢22歳)
20歳の時思った32歳はもっと大人だったと思う。自分も成長したと思うが、まだまだ未熟。 (実年齢32歳・精神年齢20歳)
仕事や生活の中で、意見を述べる場面で自信を持って発言する事が苦手。 (実年齢43歳・精神年齢30歳)
考え方・体力とも、実年齢より若いという自負があるから。 (実年齢58歳・精神年齢50歳)
わからない事があると直ぐにスマホで調べる意欲がある。 (実年齢66歳・精神年齢60歳)
学童保育に現在勤めており、子供達と一緒に遊んでパワーをもらっているので自然と気も若くなります。 (実年齢81歳・精神年齢50歳)
ここまで、精神年齢について考えてきた中で、
「じゃあ、精神年齢が若いことはいいことなの?」という問いにぶつかりました。
その結果が、こちら。精神年齢が若い人は、幸福度の盛り上がりが「7-8点」に寄る傾向となりました!
【精神年齢と幸福度】
なぜ、精神年齢が若い人ほど、幸せなのか?
その理由を探るために、精神年齢が若い人の特徴をあぶり出してみました。
【精神年齢と性格】
好奇心が豊かで、性格が純粋で、遊び心があって、楽観的。
子どもと仲良くなるし、大笑いするし、夢を持っている。
なんだか、人生楽しそう!そして、ちょっと子供っぽい!
そう思い、精神年齢が若い人に「子ども心があると感じたエピソード」をうかがってみると、
たくさんのコメントをいただくことができました。
【子ども心を感じたエピソード】
Q. あなたご自身に対して、「自分には子ども心があるな」と感じたことはありますか。
仕事においても、ユーモアのある提案ができる。(実年齢27歳・精神年齢18歳)
水中の生き物などを見ると凄い触ったりしたくなる。 (実年齢37歳・精神年齢30歳)
クリスマスに部屋の装飾を折り紙で行った。 (実年齢45歳・精神年齢39歳)
雪が少しだけ積もったとき、ベランダに小さな雪だるまをいくつも作った。 (実年齢54歳・精神年齢45歳)
クリスマスで子供達にサプライズして喜んでいた。(実年齢64歳・精神年齢40歳)
「精神年齢が若い」の意味することが、少し違って見えてきませんか?
どうやら、ただ精神的に幼い・未熟ということだけではなさそうです。
人生を軽やかに愉しんでいる人。
考えすぎず、心のおもむくままに、素直に行動している人。
季節のイベントを楽しみ、1年の間ずっと心躍るように生きている人。
そんな「“子ども心”を持っている大人」でいることが、大切かも知れません。
「子ども心」こそ、100年人生を軽やかに幸せに生きるヒント。
「精神的に若くて、子ども心も兼ね備えている人」は、
年代が上がるほど徐々に増えますが、それでも全体の1/3未満という結果に。
【子ども心がある人の割合】
そんな「精神的に若くて、子ども心も兼ね備えている人」は、
100年人生に前向きであり、100歳まで生きたい気持ちが強いことがわかりました。
【100歳まで生きたいか】
さらに、「精神的に若くて、子ども心も兼ね備えている人」は、いくつになっても
クリスマスやお正月といった季節イベントを楽しんでいる人が多いこともわかりました。
【季節イベントを楽しめているか】
人生100年時代。これまでの人生80年の時と比べると、
「大人として生きる時間が長くなる時代」と言い換えられると思います。
それは、大人らしく“ちゃんと生きよう”と思いながら生きる人生かもしれません。
・人生が長くなるなら、ちゃんと人生設計しないといけない。
・100歳まで生きるのは大変だし、いろいろ考えて生き抜かないと。・いろんな100年人生のハウツーがあるけど、どれが良いんだろう。
先が見えないからこそ「正しい100年の生き方」を探そうとしがちです。
わからないから頼りたい、失敗したくない、という気持ちはとてもよくわかりますし、私もそうです。
その一方で、ここまで見てきたような
・頭で考えすぎず、自分の心に素直になること
・真面目さや計画性より、創造性とアイデアを大切にすること
・正しく生きるより、失敗すらも楽しむこと
といった、「子ども心を大切にする生き方」が、幸福につながり、
人生100年時代を前向き&軽やかに生きるヒントになると考えます。
クリスマス、年越し、お正月。浮足立つ季節です。
子供の頃に経験したことをもう一度やってみたり、サンタさんにお願いをしてみたり。
自分の「子ども心」に素直になる“ピュアマインドな年末年始”にしてみてはいかがでしょうか。
さいごに
アンケートで最も印象に残ったコメントで締めようと思います。
長文をお読みいただき、ありがとうございました。
Q. あなたご自身に対して、「自分には子ども心があるな」と感じたことはありますか。
孫と遊ぶのが大好き。一緒におもちゃの汽車を走らせたり、葉っぱや木の実を拾ったり。
公園で遊んだり、絵本を読んだり。そんな時は今でもガキ大将気分だ。
(実年齢77歳・精神年齢20歳)
【調査概要】
■調査目的:人生100年時代の年末年始の過ごし方の把握
■調査対象者:20~80代の男女 728名
■調査手法:インターネットモニター調査
■調査期間:2023年10月
■調査会社:株式会社 H.M.マーケティングリサーチ
コロナ禍を経験して、「マーケティングは人を幸せにするためにある」と感じ、
フェムテックの社内プロジェクトを立ち上げ等を牽引。
人の弱さを力に変えられる世界を目指して、
新しい幸せのカタチを創造することを目指している。