人生をもっと充実させるヒントは、「マンガの世界」にあるのかもしれない。
みなさんは最近「マンガ」って読んでいますか?
私事なのですが、最近、異世界転生系のマンガにめちゃくちゃハマっていて、
「もし自分が転生するなら、こんな能力が欲しいなぁ…」
「こんなキャラクターと一緒に、いろんな町に冒険してみたいなぁ…」
などなど、マンガの世界に想いを馳せながら、日々楽しくマンガを読んでいます。 ただ、同僚や友人の中には、最近はマンガをまったく読んでいないという方もたくさんいます。
「他にやりたいことがある」「最近は読みたいマンガがない」「そもそも時間がない」など、いろんな理由があって、最近はマンガから離れてしまっていると思うのですが、そんな方たちにも、もう一度マンガを読んでもらいたい!一緒に好きなマンガを語りたい!と思い、マンガ好きの1人として、今回は「マンガ」×「人生100年時代」をテーマに記事をお届けします。
普段どのくらいマンガを読んでいるのか?
まずは、普段みなさんが「どの程度の頻度でマンガを読んでいるのか」を調べた結果ですが、今回調査にご協力いただいた方の結果を全体でみると、「週1日以上」読んでいる方が最も多く、次いで、「以前は読んでいたが、ここ数年は読んでいない」という方が多くなり、マンガを読んでいる方と最近は読んでいない方が、2つに分かれるような結果になりました。
普段どのくらいマンガを読んでいるのか?(年代別)
もう少し詳しく知るために、年代別に分けてデータを見たところ、40代までは約半数が「週1日以上」はマンガを読んでいる一方で、50代以降になるとマンガから離れていく傾向にあり、「ここ数年は読んでいない」という人が多くを占める形になっています。
理由もあわせてみていくと、マンガを読む理由では「暇つぶし」が目立ち、次いで「日々のストレス発散するため」「日々の楽しみやワクワクを増やすため」も多く見られました。余暇時間の趣味として取り入れられており、嫌なことを忘れたり、楽しい気持ちを増やしたりと、気分を変えるためのツールとして、マンガが取り入れられている傾向が見られます。
一方で、マンガを読まない理由としては、「忙しい・時間がない」や「お金がない・もったいない」、「読みたいと思うものがない」という回答が目立ちました。仕事のポジションや責任感があがるタイミングや、家事や子育てにかかる労力が大きくなりやすいタイミングで、時間やお金などの日々のリソースを考えると、他のことを優先したいという気持ちから、徐々にマンガから離れていくのではないかと推測できます。
マンガの閲読頻度×幸福度
次に、普段マンガを「よく読む人」と「読まない人」で、主観的幸福度に差があるのかどうかを調べたところ、わずかに、マンガをよく読んでいる人の方が点数は高くなりましたが、正直大きな差はありませんでした。
個人的には、「趣味があるほうが幸せだ」という観点から、マンガという趣味を楽しんでいる人のほうが、いま幸せだと感じている人が多いのではないかと思っていたのですが、上記の結果からは、マンガを「読む-読まない」ということ自体は、幸福度にはあまり影響しないことがわかりました。
マンガを読めば、今よりも人生がちょっと「前向き」になる?
幸福度という視点では傾向がみられなかったのですが、調査内容を読み込んでいると、マンガがきっかけで「何か新しいことを始めた」「新たなことに興味を持った」という声が想像以上にたくさんありました。
弱虫ペダルという漫画をみて自転車を購入して、少し遠くに出かけるようになりました。(女性20代)
恋愛漫画が好きで、きゅんとしたポイントを参考に試したりはしました。笑(女性30代)
エースをねらえ!を読んで、中学の頃、テニス部に入り、大人になった今でもテニスをしています。(女性50代)
スラムダンクではバスケを、みどりのマキバオーでは競馬を好きになるきっかけになった。(男性30代)
ブラック・ジャックを読んで、医学について興味を持ちました。(男性40代)
美味しんぼを参考に、チキンの丸焼きをクリスマスに作ったことがあります。(男性70代)
同じような経験をしたことがある方は、みなさんの中にもいらっしゃると思いますが、実際に、データとしても、マンガを読んでいる人のほうが、これからの人生を楽しみに、前向きに考えているというような傾向がありました。
マンガの閲読頻度×人生の楽しみ度
これからの人生を考えたときに、「楽しみ」だと思うのか「不安」だと思うのかを聞いたところ、普段からマンガを読んでいる人のほうが、“楽しみ”だと答える人の割合が半数以上を占めており、マンガを読まない人と比べても、“楽しみ”だと答える人の割合が多くなりました。
マンガの閲読頻度×これからやりたいこと
また、今後の人生で「挑戦してみたいこと」や「やってみたいこと」がどの程度思いつくのかを聞いたところ、普段からマンガを読んでいる人のほうが、今後やりたいことがある人が多いという結果になりました。
「読書の秋」に、もう一度マンガに飛び込んでみませんか?
マンガを読んでいる人が、そもそも人生前向きなのか、それともマンガが前向きさを加速させているのか、そのあたりの因果については、今後も深くみていくことが大事だと思います。
ただ、みなさんのお声にもあったように、僕自身もマンガ読んでサッカーをはじめたり、いつかキャンプに行ってみたいと思ったりなど、マンガを読んで、そこから人生の新たな楽しみや新たにやってみたいことを見つけてきた経験があるため、マンガは、「人生を前向きに変えるための1つの要素」になれると思いました。
ちょうど今は、「読書の秋」。
読書といわれると、小説やビジネス書など、活字で書かれたものをイメージする方も多いと思いますが、縁があって、この記事にたどり着いた方には、マンガも読書の1つとして、ぜひ候補に入れてみてもらえると嬉しいです。
さいごに、一部は記事の途中でも紹介いたしましたが、「新たになにかを始めるキッカケになったマンガ」や「人生や価値観を変えたマンガ」として、挙げてくださったものはまだまだたくさんあったので、これもほんの一部ではありますが、みなさまがおススメくださったものを記載します。
少しでも面白そう、興味があると思った方は、ぜひ、マンガの世界に飛び込むためのヒントにしていただけますと幸いです!
「ゴールデンカムイ」を読んで、アイヌや北海道開拓、明治時代の文化や政治体制などに興味を持った。(女性20代)
「ダイヤのA」を読んで、高校野球に興味を持って、高校野球中継を観るようになった。(女性30代)
『ハイキュー!!』に出てくる台詞が奥深く、学びが多かった。バレーボールに興味を持っただけでなく、日常生活にも応用できることがたくさんあった。(女性40代)
「あたしンち」を読んで、ごくごく一般的庶民の家族の日常生活を垣間見て、涙あり笑いあり、癒しがおおいにあり、本当の幸せとはこういうたわいもない日常が続くことなんだとつくづく共感し、日々元気をもらっている。(女性50代)
「三国志」を漫画で読んでから、歴史小説が好きになった。旅行でも歴史を辿る旅なんかをするようになった。(女性60代)
「インベスターZ」を読んで、株式投資に興味を持つようになった。(男性30代)
「ブルーロック」を読んでサッカー熱が再び高まり、フットサルを始めた。フットサルを始めたことにより、社会人の仲間も増えた。(男性40代)
「帯をギュッとね!」に出会うまで、柔道には全く興味がなかったが、この作品を読んで柔道が好きになり、趣味になった。もっと子供の頃に知っていたら、本格的にやっていたかもしれない。(男性50代)
「鬼滅の刃」を読んで、単なるマンガではなく、日本人が古来から持つ人生感や倫理観を考えるようになった。(男性60代)
「北斗の拳」を読んで、単なる暴力でない本当の強さ、優しさとは何か、人は何を一番大切に生きていかねばならないのか、真剣に考えさせられた。(男性70代)
子どもの頃から天邪鬼な性格で、”変わってるね”が1番の褒め言葉。
そんな性格を活かして、世の中の常識・当たり前を変えるような
仕事や生き方をしていきたいと思っています。